<30秒でわかる結論>
- 性格の考え方は「類型論」と「特性論」の2つ
- 類型論はタイプ別診断。大まかな理解向き。無料でサクッと受けられる。(記事内で2つ紹介
- 特性論は才能診断。個人の細かい資質分析向き。有料で30〜40分の時間が必要。(記事内で1つ紹介
- 紹介してる診断は全て受けること推奨
- おまけの認知特性テストは「自分のインプット効率」がわかるので非常にオススメです
こんにちは、クレメア(@cremea_tw)です。今回は「自己理解に使えるオススメ自己分析ツール」を紹介します。
自己分析ツールの選び方
まず「分析結果をしっかりと理解するため」に、大前提として「それぞれの分析ツールが、どのような考え方のもと作られたツールなのか?」を解説します。
まずは大枠から理解していきましょう。
「性格の考え方」に対する2つの理論的枠組み
まず、性格の考え方には大きく分けて2つ「類型論」と「特性論」があります。
<性格の考え方に対する2つの理論的な枠組み>
- 類型論
- 特性論
目的によって「どちらを採用すべきか?」は変わるので、これらの違いを理解していきましょう。
理論をしっかりと事前に理解することで、診断結果を把握しやすくなります。
1.類型論:タイプ別診断・大まかな分析が可能
類型論は「人間を典型的な○個のタイプに分けた場合、このタイプだよね」という側面から「自分の性格」についてを把握する考え方です。どちらかというと「大まかな傾向を把握するため」に使います。
類型論のメリット・デメリットは以下のような感じです。
<類型論のメリット>
- 直観的・全体的な把握が可能
- 複数人チームの役割分担をする際に参考になる
- 他人の理解に使える
- 無料で調べられる
- 問いがそこまで多くなく、診断時間が比較的短い
- 大まかな傾向がわかる
<類型論のデメリット>
- 自分を細かく理解することはできない
- 中間型の人の分類はできない
- 良い意味でも悪い意味でもおおざっぱ
非科学的ながら有名な事例は「血液型による性格診断」です。細かいところは分からないので、あくまでもザックリとした傾向理解のために使いましょう。
無料診断ができるので、とりあえずやってみるのがオススメです。
2.特性論:才能診断・細かい分析が可能
特性論は「才能や性格をいくつかの要素に分け、その要素がどの程度備わっているか?」という側面から「自分の才能や性格」を捉える考え方です。どちらかというと、自分の才能や性質を「正確に細かく理解するため」に使います。
特性論のメリット・デメリットは以下のような感じです。
<特性論のメリット>
- 自分を理解するのに最適
- 個人の特性が理解しやすい
- 中間型の人の分類も可能
<特性論のデメリット>
- 細かすぎるため全体の傾向はわからない
- 有料で調べる
- 問いが多く、診断に比較的時間がかかる
基本的に有料で、時間がかかる診断が多いです。(類型論より細かく見るべきポイントが多いので仕方ないかなと思います)
自己理解を進めたいのであれば、有料でもこちらの診断を活用することをオススメします。
番外編:認知特性
性格診断とは違いますが「自分は動画・音声・文章のどれから学ぶと相性が良いのか?」を理解するために有用な診断系ツールがありますので、合わせて紹介します。
「認知特性」は目、耳、鼻など「五感を中心に感覚器から入ってきた情報」を、脳の中で「整理」「記憶」「理解」「表現」する能力のことです。
自分の認知特性を理解することで、動画学習をすべきか、音声学習をすべきか、文章から学ぶべきか、を理解できるのぜひ診断してみてください。
個人的にかなりオススメですので、最後に合わせて紹介させていただきます。
類型論をモデルとした2つのテスト
まずは類型論をモデルとした診断テストを2つ紹介します。
エニアグラム:9タイプ無料性格診断テスト
こちらのエニアグラム性格診断は「人の性格を9つに類型化した際に、自分がどれに当てはまるのか?」を診断してくれます。
<エニアグラム9つの性格>
- 完全主義者
- 献身家
- 達成者
- 芸術家
- 研究家
- 堅実家
- 楽天家
- 統率者
- 調停者
無料で診断することができ、問いは全部で90問「自分が20歳以下のときどうたったのか?」を基準に考えて答える形式で、診断時間は5分〜15分程度となります。
ちなみに私の診断結果はこちら。まあ、当たってますね笑
診断結果のページにいくと「プラス面」「マイナス面」「職業適性」「有名人」など様々な情報が載っているので、ぜひ読んでみてください。
MBTI:16タイプ無料性格診断テスト
こちらの16タイプ無料性格診断テストは「内省的な自己申告アンケート」で「その人が世界をどう認識し、物事を決定してくのか?」という心理的な選好を表すことを目的に作られています。
<16タイプ無料性格診断テストの性格>
- 建築家(INTJ)
- 論理学者(INTP)
- 指揮官(ENTJ)
- 討論者(ENTP)
- 提唱者(INFJ)
- 仲介者(INFP)
- 主人公(ENFJ)
- 広報運動家(ENFP)
- 管理者(ISTJ)
- 擁護者(ISFJ)
- 幹部(ESTJ)
- 領事官(ESFJ)
- 巨匠(ISTP)
- 冒険家(ISFP)
- 起業家(ESTP)
- エンターテイナー(ESFP)
無料で診断することができ、問いは全部で90問程度で診断時間は12分以内となります。
ちなみに私の診断結果はこちら。当たってるというか、もはや診断結果がただの自己紹介文にしか見えません。
診断結果のページには、詳細にその性格の特性について書かれていますので、ぜひ読んでみてください。
特性論をモデルとした1つのテスト
続いて、特性論をモデルにした才能診断テストを紹介します。
ストレングスファインダー:才能診断テスト
ストレングスファインダーは才能診断テストで、全177問の質問に回答し、34種類の才能の組み合わせから「自分はどういう人間か?」を理解するためのテストです。
- 有料:1,980円〜5,850円
- 診断テストは全177問
- 回答時間は30〜40分かかる
- 各設問は20秒以内の回答時間制限あり
- ギャラップ社はアメリカの会社ですが、日本語選択可能
上位5種の組み合わせだけで3,339万通りあります。
受講方法は2つあります。どの方法を選んでも、最終的にかかる費用はそこまで変わりありません。
1つ目の方法は『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』という書籍を新品で購入し「付属しているアクセスコード」を使用する方法です。(TOP5の資質のみ見ることができます)
Amazonで新品を買うと1,980円で購入できます。
2つ目の方法は米国ギャラップ社のサイトから、直接アクセスコードを購入する方法です。購入できるパターンは以下のような違いがあります。
<公式サイトから購入する方法>
- TOP5のみを知りたい(2,340円)
- すでにTOP5の結果を持っていて、アップグレードして6〜34位の順位を知りたい(4,680円)
- 新規でテストを受けて34資質すべての順位を知りたい(5,680円)
私は5,680円を支払って34資質の全てを見ましたが、以下のような結果となりました。
<TOP5の資質>
1.慎重さ
2.内省
3.達成欲
4.最上志向
5.着想
<LAST5の資質>
30.ポジティブ
31.社交性
32.アレンジ
33.包含
34.未来志向
そのほかの細かい結果は以下の通りです。
ストレングスファインダーの日本語解説は、たくさんの人がブログに書いていますので、診断結果が出たらぜひそちらも検索して確認してみましょう!
番外編:認知特性に関するテスト
最後に「認知特性」に関するテストを紹介します。
本田35式認知特性テスト
本田35式認知特性テストは、全35問の質問に回答し「6つのタイプの認知特性のうち、どれが強いのか?」を明らかにするテストです。無料で受けることができます。
6つのタイプは以下の通りです。
<認知特性6つのタイプ>
- 視覚優位者:写真(カメラアイ)タイプ
- 視覚優位者:三次元映像タイプ
- 言語優位者:言語映像タイプ
- 言語優位者:言語抽象タイプ
- 聴覚優位者:聴覚言語タイプ
- 聴覚優位者:聴覚&音タイプ
回答を終えると以下のような分析結果が出ます。
私は書籍など文章から学ぶ方が吸収力が良く、音声学習や図解などを見ても理解が深まらないタイプだったので、非常に納得でした。
自分に向いてるインプット形式を理解したい人は、無料ですのでぜひ受けてみてください。
以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。