<3秒でわかる結論>
- ガチホ最強
こんにちは、クレメア(@cremea_tw)です。今回は「仮想通貨ガチホ投資の具体的な戦略や利確」をメインに紹介します。
私の投資実績
私は2021年2月に4.2年ほどガチホした仮想通貨イーサリアム(通貨単位はETH)を5.56万円→932.76万円で利確し、約167倍の実績を達成しました。
詳細は以下の記事で解説しています。
この記事では「仮想通貨のガチホに興味がある人」「これから仮想通貨をガチホする予定の人」「すでに仮想通貨をガチホしている人」向けに「ガチホの具体的な戦略」について解説します。
これから参入を考えている人へ
最初に断言しておきますが、ガチホ投資は全て自己責任・自己判断・自己利益です。全てを自分で決める必要があり、その損失も利益も、全て自分が被ることになります。何も理解せず勢いでマネするだけでは、結果は出ませんのでご注意ください。
「買って、保有して、売るだけでしょ」と甘く見てる人は静かに相場から退場する人の典型例です。
ガチホ投資が向いていない人
最初にガチホ投資が向いていない人を列挙すると、以下の通りです。
<ガチホ投資が向いていない人>
- 自己理解ができていない人
- 自分で調べることができない人
- 自分の感情をコントロールすることができない人
- 自分の判断を信じることができない人
- 自分から勉強をしない人
- 長期投資の考え方が理解できない人
- 自律心が無い人
- 利益に計算ができない人
- 税金のルールを理解できない人
- この記事に書かれてる文章すら最後まで読めない人
「ガチホ投資で結果を出したい」のであれば「この記事に書いてあることくらい」は「すべて読み」「すべて理解し」「すべて裏どりのリサーチをする」くらいのことはしましょう。それをしなかった場合、この記事で書いている「よくある失敗」で退場することになります。
この記事を読んだ人も、99%の人は失敗します。そういう意味で、サッサと挑戦し、失敗して「己の弱さを知ったとき」がスタート地点と言えるでしょう。
ちなみに私はビットコインが4万円台のときに「売り」をして損失を出したりしていました。今考えると無謀の極み、愚か者の権化、欲望の尽きない典型的養分でしかありませんw
仮想通貨をガチホ・長期投資するとは?
仮想通貨をガチホ投資するとは、(世間的には)ハイリスク・ハイリターンの部類に入ります。理由はボラティリティ(価格変動)が大きいからです。
しかし、これは「資産を守る人」の発想であって「資産がなくなってもいい(リスクが取れる)から、爆発的に増やしたい人」の考え方ではないんですよね。
私は仮想通貨投資について、以下のように捉えています。
仮想通貨「投資」とは言ってますが、もはや「ギャンブル」と捉え、それを踏まえて「勝ちに行く」のが大切です。
ということで、ここからは「仮想通貨投資というギャンブルで勝つための条件」を確認していきます。
仮想通貨ガチホ投資の3ステップ
仮想通貨ガチホ投資でやることは主にこの3ステップです。
<仮想通貨ガチホ投資の3ステップ>
- 買う
- 「何もしない」をする
- 売る
順番に解説します。
1.買う
仮想通貨ガチホ投資をするには、(当然ですが)仮想通貨を買う必要があります。そこで考えるべきは、以下の問いです。
- なぜ買うのか?
- 何を買うのか?
- いくら買うのか?
- いつ買うのか?
- どこで買うのか?
順番に解説します。
なぜ買うのか?
最重要な問いです。「なぜ仮想通貨を買うのか?」を事前に考えて、自分のスタンス=判断基準を決めておかない限り、値上がりしてオロオロ、値下がりしてオロオロし、その投資は限りなくギャンブルに近くなります。そして「損失を被る可能性」や「利益獲得チャンスを逃す可能性」が爆上がりします。
判断基準を決めておかないと、その瞬間の感情的な判断に身を任せて、損切りor利確し、その後に後悔するハメになるということです。
この「なぜ買うのか?」を決めるためにも「リサーチ」を徹底しましょう。この記事で「これは調べましょう」と書いてることは全て調べて、仮想通貨の基本を抑えにいってください。
参考までに私の「なぜ買うのか?」に対する回答事例を載せておきます。
<なぜ仮想通貨を買うのか?>
- 投機だろうがなんだろうが、異常なほどに値上がりしている事実があり、一発当てたときの金銭的なコスパが良いから
- 最大税率で半分以上持っていかれようが、一発当てたときの金銭的コスパが良いから
- 買って放置するだけでその恩恵を受けられる可能性があり、放置でOKなため時間的なコスパも良いから
- 仮想通貨についてリサーチした結果、この市場は長期的に伸びる可能性が高いと判断したから
- 自分の仮想通貨に関する知識と世間の仮想通貨に関する知識には差があり、この差が埋まるまでは時間がかかる=いま参入しても、長期(5年後くらいには)上がると思ったから(私が買った当時の話
- 最悪ゼロになるだけであり、余剰資金で遊ぶ分には問題ないと判断できたから
- このトレンドに乗れたら、人生をショートカットできそうだから
これらは自分のアタマで考えて、自分の言葉にして、自分が納得することが大事です。
「大抵の人が経済的に失敗する理由」そして「精神的にも失敗=後悔する理由」はここにあります。きちんと自己理解をした上で、仮想通貨に対する自分なりの向き合い方を明確にしていきましょう。
何を買うのか?
「何を買うのか?=銘柄選定」の話ですが「ガチホ=長期投資」という前提で考えるのであれば、主要な仮想通貨に投資するのがオススメです。具体的には、こちらのコインマーケットキャップで仮想通貨の時価総額ランキングを見て、最低でも上位1桁のところに投資しましょう。
迷ってるなら黙ってビットコイン買うのがオススメです。理由は仮想通貨=ビットコインはまだまだ変わらないと推測されるからです。
欲を出して短期で値上がりする銘柄を当てようとする=短期投資なので「長期投資とべつの財布で考えて投資する」か「自分のスタンスとは関係ない投資手法として無視」しましょう。
全部の利益を取るのは不可能であり、それに気がついて欲望をコントロールできる人が生き残ります。
たまに草コインと呼ばれる銘柄を買う人がいますが、それは短期投資向けです。短期投資は売り抜けが難しいのと、ミスったときに「納税破産リスク=納税義務だけ負って、手元に現金がない状態」になる危険性があるので非推奨です。
のちほど解説しますが、仮想通貨の税金ルールは絶対に事前理解しましょう。税金がよくわからない人は、投資不適格なので、仮想通貨投資はやめておいた方が良いですね。
いくら買うのか?
仮想通貨投資をするのであれば「全損リスク=最悪の場合ゼロになる」ことを考えて予算を決めましょう。間違っても生活資金を入れずに「余剰資金のみ」でやるようにしましょう。
そもそも余剰資金がない人は、稼ぐ力を身につけてください。そっちが先です。スキルを身につけて稼ぐ方法は今の時代、いくらでも転がってるので、そっちで稼ぐ力をつけて、稼いだ余剰資金で仮想通貨投資をしましょう。
「具体的にいくら入れるのか?」は「いくらまでならゼロになっていいか?」を基準しましょう。仮想通貨の倍率は10倍〜100倍もありえるので、たった数万円が5年後に数百万になることがあり得ます。こちらの事例は4.2年で5.56万円が932万円になった事例です。
いつ買うのか?
投資で結果を出すためには「何を買うか?」以上に「いつ買うのか?」が大きく影響します。ただ「これから仮想通貨が上がるのか?下がるのか?」は「神のみぞ知る」ことであり、私たちのだれもが事前に知ることはできません。
実際に私たちが取れる選択肢は、大きく分けて2つあります。1つは「リスクを承知で一気に買う」という選択。もう1つは「ドルコスト平均法で買うタイミングを分散して定期購入する」という選択です。
ガチホ投資=長期投資なので、セオリーとしてはリスク分散のドルコスト平均法で積立投資をするのが良いかなと思います。積立サービスを使えば自動で積立ができるので、その選択肢の活用はありですね。
仮想通貨は価格変動が大きいので、リスクを抑えたいのであれば、ドルコスト平均法での購入をオススメします。「ドルコスト平均法」を知らない方は検索しましょう。
投資初心者の中には「絶対に儲かるタイミングで始めたい」と考えてる人がいますが、そのタイミングは一生きませんのでご注意ください。
どこで買うのか?
仮想通貨を買うためには、取引所から購入する必要があります。基本的にはビットフライヤーやコインチェックなどの大手の取引所で買うと良いです。理由は、資金力のある大手の取引所であれば、最悪ハッキングなどで仮想通貨が盗まれた場合も「2018年のコインチェックのNEM盗難事件」のときのように補償されることがあるためです。
必ず補償されるわけではありませんのでご了承ください。仮想通貨はこのような事件が度々起こっていますので、そういったリスクを理解した上で投資をしましょう。
2.「何もしない」をする
ガチホ投資で1番難しいのは「何もしない」をする必要がある点です。「買い」も「売り」も1分程度で終わりますが「何もしない」は「あなたが売る決断をするまで、永遠に」続きます。
ガチホ投資をしている間に起こりうることは、以下のようなことがあります。
<ガチホしている間に起こりうること>
- 1日30%以上の下落
- 半年で50%以上の暴落
- 1年で90%以上の大暴落
- 最新の画期的な仮想通貨の登場
- 保有する仮想通貨に何かしらの問題が発生
- そもそも開発が進まない問題
- というか、そもそも何が起きてるか理解できない問題
- 自分が投資していない銘柄の爆上がり
- 取引所から仮想通貨が盗難される事件
- 国や当局の規制による暴落
- セルフGOX=不注意により所持する仮想通貨を紛失
- 暴騰しようが暴落しようが、それを話せる人がいない
- 致命的なバグが発見され、保有銘柄が電子ゴミとなる
これらのリスクを承知の上でホールドし続けられる人がガチホ投資の恩恵を受けることができます。
私は上記を一通り経験しましたが、結果的に慣れたから大丈夫だった、という部分が大きいですね。
3.売る
ガチホ投資で最も意志決定力が求められるのが売るときです。「いつ、どのタイミングで、どれくらい売るのか?」それは自分で決めるしかありません。自分が売った直後に暴騰するかもしれませんし、売らずに待っていたら大暴落するかもしれません。それを気にしていたら売れないので「始めから売る条件を決めておく」のがオススメです。
ただ、利確する額が大きくなってきたら、年末年始で分けて売り、税負担を軽減することを考えるのもありでしょう。もし年末に売るのであれば、年末と年始で分けて売るだけで以下のように税負担率が変わる場合があります。
>前提条件
仮想通貨を利確して、3000万の利益が出る場合
・売却時のレート変動などを考慮しない
>年末にまとめて売る場合の税金目安
12,204,000円
>年末年始で1500万ずつ売る場合
4,914,000円×2=9,828,000円
>まとめて売る場合と年末年始で分ける場合の差額
2,376,000円
※このシミュレーションは死ぬほど大雑把な概算です
税金計算をするときはこちらの「仮想通貨の税金目安」というアプリでザックリ把握しています。
日本は累進課税制度を導入しているので、一回で大きく利確するより、分けて利確した方が税負担が少なくて済みます。「実際どうなるのか?」は各自で計算してみてください。
仮想通貨をガチホ・長期投資するリターンは?
続いて、仮想通貨をガチホ投資するリターンについて。
5年で資産10倍、100倍も実現可能!?
1番の魅力はやっぱりこれですね。仮想通貨はボラティリティが激しく、長期投資をすれば10倍も100倍も現実的にあり得ます。逆にいうと「長期投資に耐えうる銘柄選定をできるか?」が勝敗を分けるということです。
そのため、やはり「時価総額が上位の銘柄」「開発が進んでる銘柄」を選んでおくのが無難です。欲をかいて「これから伸びるかも」という謎銘柄に投資すると、逆に資産ゼロになる可能性があるので、王道で行くことを推奨します。
5年前に時価総額1位のビットコインに投資をしていれば、普通に100倍になってるというのが、この業界の恐ろしいところです。
利確しない限り税金がかからない
「仮想通貨は税金が高い」と言われていますが「含み益の状態」であれば税金はかかりません。利確するまでは放置でOKということです。
短期投資でバチバチにトレードしまくってる人は、毎年確定申告をして納税する必要もあるため、手間がかかります。この部分の手間を惜しまない人は短期投資もありかもしれません。
仮想通貨は、仮想通貨同士の交換も利確扱いとなり、納税義務が発生するため、その点だけは本当にご注意ください。
「短期投資でバチバチに投資しまくる→年始に暴落→去年利確した分の納税義務あるけど、手元の仮想通貨を全部売っても納税額に足りない」となるのが最悪のパターンです。こうなると人生詰むので、言ってる意味がわからない人はガチホしましょう。
仮想通貨の基本的な税制に関しては「国税庁 仮想通貨」などで検索すれば公式情報が出てきます。こういうページの資料を読むということです。読んでわからない人は適当に読み飛ばそうとせずに、1文字1文字丁寧に読んでください。
税死したくない人は、ルールを知りましょう。
暴騰時の恩恵を逃さずに済む
個人的に超大事だと思っているのがこれです。短期投資をしていると、仮想通貨が暴騰してる時に該当銘柄を持っていないパターンがあります。そうなると、死ぬほど悔しい思いをします。
「昨日まで1000円だった銘柄が次の日には1500円になっている。下がったら買おうと思っていたら、あっという間に2000円になっていた。あーあの時買っておけば。今から買うのはちょっとなあ。=中略=あっというまに1万円になってしまった。なんであのとき買わなかったんだろう」
これがリアルで起きるのが仮想通貨です。私はこうなるのがイヤなのでガチホ投資をしています。短期投資はガチャガチャ忙しい上に納税破産リスクもあり、暴騰時の恩恵を受けられない機会損失リスクもあります。
一方でガチホ投資は買って放置でOK。納税破産リスクも売った時に納税資金を確保すればよく、暴騰時の恩恵をまるっと享受できます。
こればかりは個人の性格や戦略によるので、各自でご判断ください。
仮想通貨をガチホ・長期投資するリスクは?
シンプルな話「資産がゼロになる可能性がある」これが全てです。資産が半分になったり、9割減ったり(100万が10万になったり)は普通に起こる市場なので、それは覚悟しましょう。
それを踏まえた上で、事前に知っておいた方がいいリスクを紹介します。
パスワードや保存場所の忘却による紛失リスク
ベタですが、よくあるのが忘却による紛失リスクです。パスワードを忘れたり、保管場所を忘れたり、とりあえず「忘却」により仮想通貨を紛失するリスクがある、ということです。
ビットコインは発行上限が2100万BTCですが、そのうち20%程度は、すでにこのようなミスにより取り出せなくなってる可能性があるそうです。
例えば、海外では約7000BTC(2021/03/09価格で400億円以上)が入ったHDDを持っているが、そのパスワードを忘れてしまい取り出せない、といった事例があります。
ガチホ投資は期間が長く、パスワードを忘れる可能性は非常に高いため、気をつけてください。
仮想通貨の送金ミスによる紛失リスク
こちらのリスクは「仮想通貨の基本を理解していないこと」により起こりうるリスクです。仮想通貨は銘柄によって送金に必要な手順が違う場合があったりするので、事前にきちんと調べきってから送るようにしましょう。
また、送金をする際は事前に少量を送り、着金を確認できてから送ることで、送金ミスをした際のダメージを減らすこともできます。
こちらのシンプルですが、よく発生する紛失リスクの1つです。「仮想通貨に投資をしたは良いが、どう送れば良いかわからないし、相談する相手もいない」という状態はよくあるのでお気をつけください。
クジラの売りで大暴落する日「ラストデイ」リスク
仮想通貨業界の用語「クジラ」をご存知でしょうか?クジラは市場に影響を及ぼすほどに資産を持った投資家のことです。一説によると、ビットコインは全体の1%の保有者が8割のビットコインを持っています。
彼らが市場でビットコインを売却すると、大暴落が発生します。そのXデーがいつ来るかわからん、というリスクですね。
といっても、基本的にそういった大口顧客はOTC取引(知らない人はググってください)で取引をするので、市場価格に影響することはあまりありません。
ほかにも「ラストデイになる原因はたくさん考えられている」ので、仮想通貨への投資を考えている人は「ビットコイン ラストデイ」でググりましょう。
ちなみに、こちらのTwitterアカウントでは、数十億円や数百億円規模の多額の仮想通貨が移動した時にツイートで教えてくれるアカウントです。気になる人はフォローしておくと良いでしょう。
クジラがリアルに存在することがわかるツイートです。たまに「stolen=盗難」のアラートも出すので、そのときはリプ欄を見ると反応が面白いですよ。
競合する通貨に負けるリスク
ガチホ投資で銘柄選定をミスると起きるリスクがこちらの競合する通貨に負けるリスクです。このリスクがあるからこそ「開発力がある銘柄」を選ぶことが大事になってきます。
開発力はないけど、マーケティングだけうまい銘柄は短期で伸びて、長期で失速(長期投資には不適格)していきます。これは2017年のICOバブル(知らない人はググってください)のときによく見られた現象です。
あくまでガチホ投資をするのであれば「爆上がりに賭ける」のではなく「生き残りに賭ける」方が大事です。生き残れば長期で上がっていきますからね。短期的な爆上がりに心を奪われると、5年後に退場者になってるので要注意です。
特にSNSのしょうもない煽り情報にはご注意ください。何かしらの仮想通貨をホールドしてる人の中は、自分の保有してる通貨を応援するためにツイートしまくったりする人もいます。ですが、そういう人はそもそも何もわかってないだけの盛り上げ部隊であり、暴落したら消える存在なので、当てにしないようにしましょう。
SNSで情報を探すのであれば、きちんと技術的な話を噛み砕いて説明してくれる人から情報収集するのがオススメです。
発行元が破綻するリスク
発行元が存在する仮想通貨の場合、発行元の会社が訴えられたり、破綻したりしたら、その影響をもろに受けます。こういった政治的なリスクを避けるためにも、上位の銘柄できちんと社会から認められつつある銘柄に投資する方が無難かなと思われます。
あくまで長期的な目線で銘柄を選ぶことを忘れないようにしましょう。
仮想通貨をガチホ・長期投資するコツ
続いて、仮想通貨をガチホするコツについて。
基礎知識を身につける
まずはこちらです。仮想通貨投資をするのであれば、基本を抑えましょう。幸い、今は仮想通貨に関する情報が溢れています。知らない用語はかたっぱしから調べまくりましょう。
私が仮想通貨を知ったときは、日本語情報が全然なかったため非常に苦労しました。今は仮想通貨系のブログや情報も増えているので、学習コストが下がっています。
仮想通貨の基礎知識を身につけていない人は暴落したときに狼狽売りをし、ガチホ投資をやめる可能性が高いです。市況が良いときは理解が甘くても問題ないですが、市況が悪くなると「なぜ自分が投資してるのか?」「仮想通貨は大丈夫なのか?」となり、耐えられなくなります。
自分が何に投資をしているのか?リスクを正確に把握するためにもリサーチを徹底するようにしましょう。
これは仮想通貨に限らず、ほかの投資にも言える話です。例えば、今は市況が良いので「積立NISAなどを始めてホクホク顔の人が多い」と思いますが「いざ急落したときに静かに退場する人」がたくさん出てくると予想しています。
「これらの人の何が問題か?」というと「自分がどのようなリスクを背負っているか?」「自分がどういう勝ち筋に賭けているか?」をわかっていない点です。
「自分が勝つ条件」すら理解せずに、勝負する人はただのカモになります。勝負を仕掛けるのであれば、勝利条件と負けるリスクをしっかり把握するようにしてください。
事前に短期・長期を決める
これはド基本ですが、一応説明しておきます。仮想通貨投資をするのであれば、事前に短期か、長期かを決めましょう。それすらわからずに投資をしてる人はただの養分になります。
「インフルエンサーに煽られて買って、いつ売れば良いかわからず、暴落して塩漬けになる」という状態の人は、自分が短期投資をしてる自覚がないがゆえに、そのような状態になってます。
「この投資は短期である。だから2週間以内に利確する」「この投資は長期である。ゆえに5年以上ホールドする。もしくは目標金額1000万を超えた段階で利確する」のように事前にルールを決めましょう。自分ルールがない投資はただのギャンブルです。
自分の強みを理解する
勝負を仕掛けるからには、自分の強みを理解しましょう。ここでいう強みには「自分自身の強み」と「個人投資家に共通する強み」の2種類があります。
自分自身の強み
こちらの強みは、人それぞれで変わります。(仮想通貨投資をする上での強みがない人もいます
例えば「すでにで事業で稼ぎまくって、資金にも余裕があるぜ!」って人は仮想通貨投資で一発当てに行くギャンブルに興じるのもアリです。実際に経営者で一発当てて、数百億稼いでる方もいるようです。
1000万投資をしたら、10倍で1億、100倍で10億ですからね。これからの人生でそういうチャンスが来るかは不明ですが、余裕ある人はチャレンジするのもありかなと思います。(もちろん最悪の場合1000万がゼロになる可能性もあります(自己責任でお願いします
また、感情の切り替えが得意な人や、合理的に考えて行動できるタイプの人はガチホ投資が向いています。(逆に感情的になりがちな人は、あまり向いていないかもしれません。
釘を刺しておきますが「余剰資金がない人」は仮想通貨投資をしないでください。まずは稼ぐ力をつけ、無駄な支出を減らし、余剰資金を作りましょう。キツイ言い方をすると「そもそも余剰資金すら作れない精神力の人は、ガチホ投資は不可能」です。
個人投資家に共通する強み
「お金の使用期限がない」「20年ホールドしても良い」これは仮想通貨投資に限らず、あらゆる投資をする上で自覚しておくべき「個人投資家というポジションの強み」です。「お金の使用期限がない」という武器は個人投資家が持つ最強の武器の1つである、ということです。
だからこそ、個人投資家として勝ちに行くのであれば、長期投資がセオリーになると言えます。
短期投資はデイトレーダーやファンドマネージャーなどのガチ勢がしのぎを削る戦場です。彼らの中には人のお金を預かってる運用する人がいますが、その人たちは「短期で収益を上げること」を求められています。
一方で個人投資家は「自分が納得すればいい」ので「長期投資をする」という選択肢を選べます。せっかくの武器があるなら、それを使おうぜって話です。
「手っ取り早くお金持ちになりたい」という欲望に負けず「ゆっくりお金持ちになる覚悟」を決めて、長期投資で攻めていきましょう。(仮想通貨は十分に早くお金持ちになれる選択ですけどねw
自分の弱さを知る
ここまで説明してきましたが、私はこの記事を読んでるほとんどの人はガチホ投資で結果を出せないのではないか?とも思っています。(もちろん結果を出して欲しくて書いています
「それはなぜか?」というと「自分の弱さ」を知らないからです。その弱さというのは「自分の感情に影響される」という弱さです。逆に言えば、私がガチホ投資できたのは、「自分の感情のコントロールができたから」であると断言できます。(厳密には自分の感情の発生と、その後の行動を分けることができたから、ですね
「ガチホ投資が精神力で決まる」「自律心が必要である」と言われる理由は「感情」が「長期投資に与える影響が非常に大きいため」です。
これを理解してもらうために、行動経済学の「プロスペクト理論」を例に説明します。(難しかったら飛ばしてくださいm(_ _)m
行動経済学と「プロスペクト理論」
「皆さんは行動経済学を知っていますか?」
経済学には、もともと「伝統的な経済学」がありました。伝統的な経済学では「人間は冷静で合理的な判断をする」という前提で考えられています。
でも、実際の人間の行動は、全く冷静で合理的ではないですよね?
衝動買いをしたり、好きという理由だけで何かを買ったり、人は感情に左右される生き物です。
そこで生まれたのが「行動経済学」です。行動経済学では「人間の心理や社会性」を考慮した上での経済的行動を研究する学問です。簡単に言えば、経済学+心理学=行動経済学、みたいな感じです。
で、行動経済学には「プロスペクト理論」というのがあります。1つ例をあげましょう。みなさんは、下記の2つを提示されたとき、どちらを選びますか?
- 80%の確率で50万円の賞金、20%の確率で賞金なし
- 100%の確率で40万円の賞金
期待値は両方40万円で同じですが、「②100%の確率で40万円の賞金」を選ぶ人が多いそうです。
では、もう1問。こちらの2択の場合はどうでしょうか?
- 80%の確率で50万円の罰金、20%の確率で罰金なし
- 100%の確率で40万円の罰金
期待値は両方とも40万円で同じですが、こちらの場合は「80%の確率で50万円の罰金、20%の確率で罰金なし」を選ぶ人が多いそうです。
ようするに何がいいたいか?というと、人は「利益を得る場面では確実に利益を取る傾向(リスクを回避する傾向)」があり、逆に「損失を被る場面では少しでも損失を回避する傾向(損失を回避する傾向)」があるということです。(これがプロスペクト理論です。
これを理解しておくと、ガチホをしている銘柄を売る時に「この判断は合っているのか?」とアラートを出せるようになります。
余談ですが「損失を回避する傾向」をうまく活用した人気な金融商品は「元本保証」の金融商品ですね。
「プロスペクト理論」から考える「利確」
具体例で解説しましょう。
いま、あなたは余剰資金の100万円を仮想通貨に変え、2年間ホールドし続け、やっと1000万円分の含み益が出ている状態です。そして、最近のニュースでは「仮想通貨はバブルか?」という情報が流れています。実際、今自分が持っている銘柄は「最高値を更新した状態」です。このまま仮想通貨を持っていたら、次の日には含み益が300万消しとんで700万になるかもしれません。バブルが弾けて含み益がすべて消し飛び、2年間のホールドがパーになるかもしれません。もちろん、増える可能性もあります。このとき、あなたはどうしますか?
この状況を要約すると、以下のようになります。
- ?%の確率で含み益が増える、もしくは減る
- 100%の確率で1000万円分の利益を得られる
このとき、多くの人は「②100%の確率で1000万円分の利益を得られる」を選んでしまいます。「それはなぜか?」というと先ほども言ったように、人は「利益を得る場面では確実に利益を取る傾向(リスクを回避する傾向)にあるから」です。by プロスペクト理論
最高値を更新すると、多くの人が「今は高すぎるから、そろそろ下がるだろう」と考えます。そして「いま利確すれば、確実に利益を得られる」から、利確をするわけです。
もし、あなたがガチホ投資で利益を出したいのであれば、この心理的な判断に打ち勝ち続ける必要があります。
上記のような状況の場合、ガチホ投資では次のように考えます。
- 利益1000万円が最初に設定した目標数値=判断基準を超えているのであれば利確
- そうでなければホールド
以上です。(この判断をするために、初期で目標数値を決めるのが大事ということです
ガチホ投資でよくある失敗が「今は高すぎる(主観)から、そろそろ下がるだろう」と捉えて利確する判断です。その行動は短期投資の人がやることです。(あなたが短期投資をするのであれば、これで良いかもしれません。
ガチホ投資ではいつの日に来るかわからない暴騰という旨味を逃さないための持久戦です。あなたが売ったその次の日に世紀の大暴騰が起こるかもしれません。2年経って2倍になって、その次に日に10倍の大暴動が起こるかもしれません。そのチャンスを逃さないために、ただ保有するのがガチホ投資です。
利確したくなったときは、初心を思い出してください。あなたは何年保有する気で、ガチホ投資を始めましたか?
実際に私がイーサリアムを利確したのは2021年2月ですが、下のチャートを確認すると2018年に暴騰が起きているのがわかると思います。(下の目盛りの「Jan’18」あたりのところです
このときに利確し、そのあと最大10分の1程度にまで下がった時点で買えば、さらに利益を伸ばせたでしょう。が、その思考は無駄でしかありません。それはなぜか?というと実現可能性が極端に低いからです。(価格変動を読み切ることのは不可能
ということで、ガチホ投資で利確したくなったときは、ぜひこの記事を思い出してください。
含み益が出てからが、ガチホ投資の始まりです。
「プロスペクト理論」から考える「損切り」
続いて、損切りについて。
いま、あなたは余剰資金の100万円を仮想通貨に変え、半年で30%以上も目減りし、65万円程度の価値になってしまっている状態です。最近のニュースでは、仮想通貨は話題にすら上がりません。仮想通貨系の発信をしていた人のブログも更新が滞っています。相場は悲観ムードで、さらに下がっていく可能性があります。もちろん、上がる可能性もありますが。このとき、あなたはどうしますか?
この状況を要約すると、以下のようになります。
- ?%の確率で損失額が増える、もしくは減る
- 100%の確率で35万円の損失が確定する
このとき、多くの人は「①?%の確率で損失額が増える、もしくは減る」を選びます。「それはなぜか?」というと先ほども言ったように、人は「損失を被る場面では少しでも損失を回避する傾向(損失を回避する傾向)」です。by プロスペクト理論
ということで、こちらの場合はガチホ投資としては、プロスペクト理論の通りに、ただホールドしておけばOKです。
ガチホ投資に損切りはありません。大勝か、退場の2択です。(個人的な見解です
ちなみに私が2016年11月に買ったイーサリアムも、購入から3ヶ月程度はだらだらと下がり続け、最大で30%程度損失が出ていました。
このときに売らない選択をしたからこそ、ガチホ投資の恩恵を受けることができます。というか、そもそも余剰資金かつ最悪の場合ゼロになってOKとして始めてるはずなので、損切りも何もないはずなんですよね。
ガチホ投資における損切りの選択肢は、心の弱さが現れているだけにほかなりません。
自分の意志の強さを信用しない
ガチホ投資を成功させるために大切なことは「自分の意志の強さを信用しないこと」です。意志が強いことを前提に進めると、ふとした瞬間に手放してしまう可能性が高まるので、以下の点を意識してみましょう。
取引機会・取引動機を作らない
私は基本的にガチホ投資をするのであれば「短期投資はするべきではない」と考えています。理由は簡単で「短期投資をすると、ガチホしている分の仮想通貨も取引をする動機が生まれてしまうから」です。
例えば、ガチホ投資と短期投資をしていて、短期投資で利益が出た状態で年末を迎えたとき。きちんと納税用資金を確保していれば良いですが、そうでなければ「手元にある仮想通貨を売って納税資金を確保するという取引動機」が生まれてしまいます。ガチホできない人は、こういうときにコロッと売ってしまうということです。
もちろん、短期投資は短期投資でべつの財布として管理できていれば良いですが、実際にそれを実行するのは、けっこう難しいかなと思います。
「何もしない」を維持するのは想像以上に難しいです。
仕事に没頭する
これが1番オススメです。仕事が忙しければ、仮想通貨のことなんて考えるヒマはありません。仕事で稼げば、さらにガチホ投資をする資金も貯まりますし、良いことしかありません。
ガチホ投資を成功させたいのであれば、仕事をしまくってJPYをマイニングしましょう。
常に「含み益はゼロ」とイコールであると考える
含み益に心を惑わされないために、常に「含み益=ゼロである」と考えましょう。含み益として表示される数字はただの数字に過ぎません。気にしても意味がありません。自分の目標金額に到達して、それを利確し、口座に着金して初めて、価値が生まれます。それまでの含み益はゼロと同じです。
含み益の増減を気にするのは時間の無駄。心構えはノーポジションです。
車線変更をしない
これはよくあるミスですが、ガチホの途中で買った銘柄からほかの銘柄に変更する「車線変更」はやめましょう。もし、そのとき利益が出ていたら、納税用資金を確保するために利確することにも繋がります。車線変更した瞬間に自分が持っていた銘柄が爆上がりすることもよくあります。
ほかの銘柄が欲しくなったら、余剰資金をもっと稼いで、それを入れるようにしましょう。
存在自体をなかったことにする
ガチホ投資=気絶投資法です。くれぐれもパスワード自体を忘れないようにしてください。
これができたら苦労しないからこそ、仕事で忙しくするのが賢明ですね。
信じる
信じましょう。
信じる者は救われます。(すくわれるのは足元かもしれませんが、それはそれで仕方ありませんw
ガチホ・長期投資が失敗する原因は何か?
最後に、よくあるガチホ投資の失敗原因を紹介します。
爆上げ相場でノーポジション
「ガチホしてたのに、途中で手放してしまい、そこから爆上げしてしまった」これを体験したら、悔しくてたまらなくなるでしょう。そして、もう一度エントリーするのは、とても難しくなります(精神的な意味で
ガチホ投資は「待ちの投資」です。待てができる人だけが大きな果実を得られる我慢比べなので、ただひたすらに耐えてください。
耐え忍ぶ先にあるのは、永遠の死か、爆上げのみです(目標設定金額によります
自己理解ができていない
そもそも、自分が何をしてるかすらわかってないタイプの人=自己理解ができていない人は、ガチホ投資は無理です。きっちり自分と向き合って「なぜ買うのか?」を考えるようにしてください。
自己理解ができてない人は、他者に身を委ね、滅びゆく運命にあります。
自分でリサーチをしていない→判断に自信を持てない
こちらもよくある失敗例。調べるのがめんどうくさいから、読んでもわからないから、とリサーチをしない人は上げ相場のときは問題ないですが、下げ相場で退場します。自分の判断に自信を持てるよう、リサーチをしまくりましょう。
理解せずに投資してる人は、市場の養分となってしまいます。
欲望のコントロールができない
人の欲は無限です。欲に囚われる人は、他人を妬むようになります。
あなたが関心を向けるべきは、自分が影響する範囲内の物事についてです。もし、他人を妬む気持ちが出てきたら、それは「自分事と他人事を分けて考えられていない」という精神的状態の現れです。気をつけてください。
例えば、あなたがガチホ投資をしてるとき、ほかの人がとんでもない利益を出したりします。あなたが2年かけて資産を10倍にしたとき、友人が1ヶ月で資産を100倍にしているかもしれません。
もしそうなったら、あなたは幸せを感じれるでしょうか?
このとき「嫌な気持ちになる人」は「感情で物事を判断するタイプ」なので、ガチホ投資は向いていないかもしれせん。
そもそも「友人が1ヶ月で資産を100倍にしたこと」と「あなたのガチホ投資」は何も関係がありません。この事実を受け入れられない人は、いろいろと勉強不足なので、もっといろんな本を読んで、自己投資をしましょう。
精神的自律ができていない人は、たとえ経済的に豊かになったとしても、真の幸せは訪れません。幸せになりたい人は、たくさんの本を読み、たくさんの考え方を知り、精神的な成熟度を上げていきましょう。幸せは心のあり方で決まります。
感情をコントロールすることができないから
先ほどの話にも通じることですが、感情をコントロールができない人、逆に感情にコントロールされるタイプの人は、ガチホ投資は不可能です。これは感情を消せ!と言っているわけではありません。感情が発生した後の行動をコントロールしましょう、という話です。
メンタルの安定性はどの投資をするにしても求められる基本的なスキルです。メンタルが安定していない人は、まずはそこを鍛えていきましょう。
「何もしない」ができないから
結局のところ、ガチホ投資のむずかしさはここに集約されます。「何もしない」をするのは、想像以上にむずかしいです。
「え?私は余裕だけど?」という人は「今から3分間、何もしないでください」。動かず、考えず、反応せず、を実践してみてください。多くの人は3秒も持たずに雑念が湧いてきて、もぞもぞと動き始めると思います。
長期投資の成功には強靭な精神力が必要不可欠です。
私はガチホ投資を1545日継続して、やっと5万円を900万円にすることができました。これを書いてるのは2021年3月10日ですが、今から1545日後は2025年5月4日です。実際に計算すると、結構な未来ですねw
ただ、実際に結果を出すには、それくらい「何もしない」をする必要がある、ということです。
しかし、逆に言えば「これほどまでに何もせずにお金が増えること」はそうそうありません。ビジネスは行動力ある人が勝ちますが、ガチホ投資は待てる人が勝ちます。
行動力には自信がないけど、待つことなら耐えられる、というひとは、ぜひガチホ投資に挑戦してみてください。
さいごに
いかがでしたでしょうか?(16,000字以上ありました。まとめる力がなくてすいませんm(_ _)m
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