<10秒でわかる結論>
- 事業オーナーとして稼ぐなら企画力は大事
- アイデアを企画に、企画を事業に変える
- 企画が苦手なら、あきらめるのも1つの手
こんにちは、クレメア(@cremea_tw)です。今回は「Vyondで稼げない人は「企画力」が足りない」という話をメインに紹介します。
私の実績
私は2020年5月にVyondを始め、企業向けにアニメーション動画を制作する事業オーナーとして仕事をしています。制作する動画の長さは2分程度で以下のような動画を1本20万円以上の単価で制作しています。
ほかの制作実績に関しては、こちらのLPをご覧ください。
今回はそんな私がコンサル生によく解説している「企画力」について解説します。
Vyondで稼ぐ2つの方法
まず、Vyondで稼ぐ方法は大きく分けて2つあります。1つは「アニメーション制作者」として稼ぐ方法。もう1つは「事業オーナー」として稼ぐ方法です。
今回は「事業オーナー」として稼ぐ方法について解説します。
1.「アニメーション制作者」として稼ぐ方法
アニメーション制作者として稼ぐ方法は、Vyondで稼ぐ上で最もメジャーな稼ぎ方です。具体例を上げると「YouTubeのスカッと系動画の制作者」や「企業案件動画の制作部隊」として稼ぐ方法のことですね。
こちらの稼ぎ方は「稼げるまでの期間が短い」「作業量の割に稼げる」「アニメーション制作のみできればOK」というメリットがありますが、一方で「単価に限界がある」「ライバルが多い」「手を動かし続ける必要がある」というデメリットがあります。
アニメーション制作者として稼ぐ方法は、こちらの記事をご覧ください。
ーーー執筆予定ーーー
2.「事業オーナー」として稼ぐ方法
「事業オーナー」として稼ぐ方法は、例えば、以下のような稼ぎ方があります。
<事業オーナーとして稼ぐ具体例>
- YouTubeチャンネルオーナーとしてチャンネルを運営
- ビジネスYouTuberのコンテンツを動画化する制作代行事業を運営
- 教材制作者の教材を動画教材化するサービスを運営
- 企業PR動画を制作事業を運営
- 企業の社内向け資料を動画マニュアル化する事業を運営
- 動画広告代行事業を運営
- 企業内のアニメーション制作者を教育する事業を運営
ほかにも様々な稼ぎ方がありますが「Vyondを活用して大きく稼ぎたい人」や「収入を自動化、仕組み化したい人」は事業オーナーとして稼ぐ必要があります。「Vyondで稼げない」とお悩みの方は、こちらの稼ぎ方で仕事をしていないから稼げていないということです。
事業オーナーとして稼ぐメリット・デメリットは以下の通りです。
<事業オーナーとして稼ぐメリット>
- 仕事を仕組み化、自動化できる
- スケールさせることができる
- 月収数百万〜数千万以上も狙える
- 事業の方向性を自分で決めることができる
<事業オーナーとして稼ぐデメリット>
- 難易度が高い
- 全く稼げない可能性がある
- 立ち上げ期間は赤字またはブラック労働
- 稼げるまでに必要な期間が長い(半年〜
- 人をマネジメントする必要がある
- リスクが大きい
- 責任の範囲が広い
チームに入らずに個人で稼ぐ場合も、自分で事業を構築することになるので、事業オーナーとして稼いでいくことになります。そして、事業オーナーとして稼ぐために必要な能力。それが「企画力」です。
企画力とは何か?
ここでいう「企画力」は「サービスを設計する力(アイデアを企画にし、企画を事業にする力)」のことです。企画力があると、自分のサービスを作ることができたり、提案が通りやすくなり、結果として稼げるようになります。
<企画をする際の大まかな流れ>
- リサーチをする
- アイデアを出す
- 企画に落とし込む
- 最小構成単位でテストをする
- 改善し、事業化する
- 派生事業を生む
ここから、実際に企画をする際の簡単な流れを解説します。
1.リサーチする
まず最初にやるべきは「リサーチ」です。すでに存在するサービスや企画を調べます。このとき「どうすればVyondを活かせるか?」「既存のサービスと比較して勝てるポイントはどこか?」「自分だからこそ勝てるポイントはないか?」などを考えつつ調べます。(素材収集タイムなので、そこまで厳しい視点で考えなくてOKです
企画はゼロから考えるのではなく「すでにある既存のサービスの組み合わせ」から考えた方が手っ取り早いです。もし、アイデアが出ない場合、それは単なる知識不足ですので、リサーチしましょう。
「企画を作る」という目的を持ってリサーチをすると、今まで見ていた日常にたくさんのヒントが転がっていることに気が付けます。
2.アイデアを出す
次にアイデアを出します。最初はすでにあるサービスを基準に考えればOKです。例えば、Vyondを活用したYouTubeチャンネルの運用。これはすでに事例がたくさんありイメージしやすいでしょう。具体的には、以下のような事例があります。
<Vyondを活用したYouTubeチャンネルの運用事例>
- 視聴者が多いテーマの動画を制作し「広告収益」でマネタイズするモデル
- 制作した動画をYouTubeに掲載し「集客」にYouTubeを活用し、集まった顧客に対して「動画制作サービス」を提供しマネタイズするモデル
- 専門性の高い領域のチャンネルを運営し「自社教材」の販売でマネタイズするモデル
- Vyondの使い方を解説した動画を作り「コンサル」でマネタイズするモデル
- ビジネスYouTuberのコンテンツをアニメーション動画化し、マネタイズするモデル
- 自社でアニメーション動画制作事業部を作り、自社サービスをYouTubeで宣伝するモデル
これらのアイデアに「自分ならではの強み」を組み合わせると、より強固な企画が生まれ、事業化がスムーズになります。
例えば、私がVyondに出会ってから、アニメーション動画制作の事業を進める過程は以下のような感じでした。(読まなくてもOKです
Vyond?何これ良さそうじゃん。触ってみよう。→これならアニメーション動画簡単に作れそう。なんか良い感じの事業ないかな?=リサーチ=企業向け動画は単価高そうだし、作ってみるか。動画作るには台本作る必要あるけど、この部分はシナリオライティングとかできるから、それで良さそう。講座もあるっぽいけど、受けなくていいや。=動画を作ってみる=やっぱり作れるからOK。あとは集客導線。とりあえずLP作ろう。LPのセールスライティングで書けるから、デザインとコーディングが課題だな。=リサーチ=デザインは外注で、コーディングはノーコードツールでOK。LPができたら、あとは営業か。営業は紹介してもらうのが1番だから紹介してもらおう。紹介してもらうにはサービス設計と価格設計をして、あとはサンプル動画も無償で作るか。。
みたいな感じです。ほかにもやっていることを含め箇条書きにするとこんな感じですね。
>アイデアの元にした既存のサービス
・企業向け動画制作
>掛け合わせた自分の強み
・台本制作→シナリオライティングのスキルで対応
・集客導線→LP制作スキルで対応
・コーディング→ノーコードツールで制作(2週間で習得
・YouTube→集客用チャンネルとして運営
・ブログ→制作事例解説用の集客メディアとして運営
>他人の力を借りているところ
・アニメーション制作
・細かい事務作業
ここらへんは元々のスキルがあるとスモールスタートですぐに実験開始できるので、やはりスキル持ちは強いですね。(スキル習得は稼げない時期に投資すべき最重要事項です
スキルない人が私と同じことをするには「シナリオライティング」「セールスライティング」「LP制作」「サービス設計」「価格設計」などをゼロから習得することになるので、最低でも半年〜1年、普通2〜3年はかかるかなと思います。
なので、ゼロからすべて自分でやるのではなく、それこそ「企画」を作って、できる人を仕事に巻き込んでいくのがオススメですね(提案はいつでもウェルカムです(提案するときに気をつけるべき点は、後述しています
話を戻すと「すでにあるサービス」を基準に、アイデアを膨らませていくのが良いって話です。
3.企画に落とし込む
そして、次の段階でアイデアを実現可能な企画まで落とし込んでいきます。企画を考えるときに大事な視点は以下の部分です。
<企画を考えるときに大事な視点>
- マネタイズポイントは?
- 利益はどれくらい見込める?
- 予算はどこから、いくら出る?
- 費用はどれくらいかかる?
- 時間はどれくらい必要?
- どんな人が、いつ必要で、何をしてもらう?
- リスクは何がある?対処法はある?
- 継続性は考えている?無理のある設計になっていない?
- 実現可能性は考慮されている?本当にできる?
- 拡張性はある?ほかの事業に転換可能?
全部説明してると長文(数万文字)になるので、ザックリと解説します。アイデアが企画に変化するとき、必要な視点は「実現可能性」です。実現できないアイデアはただの空想なので、しっかりとアイデアを企画の形にまとめていく必要があります。
例えば、先ほどのYouTubeチャンネルを運用するというアイデアは、YouTube運用ノウハウがある人にとっては実現可能性の高い企画になりますが、そうでない人にとってはアイデアのままです。
この状態で選べる選択肢は3つあります。
- 自分でスキルを習得する選択肢
- スキルある人に依頼する選択肢
- 違うアイデアから考え直す選択肢
自分でやることにこだわるなら①と③しか選択肢がないですが、オススメは「②スキルある人に依頼する」です。というのも、自分だけでできることはたかが知れているからです。もちろん、スキル習得は大事ですが、結果を出すスピードにこだわるなら②がダントツです。
「どうすればできるようになるか?」ではなく「どうすればスキルある人の手を借りられるか?=仲間に引き込めるか?」を考えましょう。(経営者の発想です。
例えば、お金を払って仕事として依頼する。これが最もシンプルです。仮に今の自分にお金がなくても「企業案件1本やったら、利益20%の報酬でどうですか?」などと成果報酬型で提案したりするのもありです。(ただ成果報酬型の場合は、成果が出なければ報酬ゼロになるリスクがあるので、相手が受けてくれるかは不明です)
もしくはシンプルにお金を払ってコンサルしてもらうのも良いでしょう。「私を教える過程を教材にしてもOKです」などと提案できると、相手はコンサルをしつつ「教材という資産を作れる」ので断りづらくなりますね。
お金がない人、お金を使いたくない人は、アタマを使って相手のメリットになることを考えましょう。相手のメリットになる提案ができれば、お金を使わずとも力を借りることも可能です。
下記のツイートのような提案=相手にリスクを負わせない、断られない提案ができるのが理想ですね。
提案はだいたい1回勝負なので、適当にオファーを出さずに考え抜いてから声をかけるのがオススメです。(適当なオファーは伝わりますし、失礼ですからね
仲が良い相手や、相談できる相手なのであれば、先に「一緒に仕事がしたいんですけど」と伝えれば、一緒に考えてくれる可能性があります(「一緒に仕事がしたい」と言われて気を悪くする人はあまりいないと思うので
このツイートの提案は「コンサル費用をもらえるので、最初から金銭的なリスクはない」「その上で成果報酬ももらえるので、むしろ金銭的メリットがある」「月に1回以上のごはんは負担が少ない(個人差あり」「コンサル内容の教材化OK」という感じなので、なかなか断るメリットがないやつです。
事業を構築するのであれば、どちらにせよ「人の手を借りる」という場面が出てくるので、始めからその視点で考えるのがオススメです。稼げない人は「稼いだ利益=自分のお金」と考えますが、稼げる人は「稼いだ利益=予算」と捉えて「この予算でどういう事業を生み出し、利益を拡大するか?」を考えています。
企画に落とし込むときは、実現可能性を考える。そして、自分の力だけではなく、他人の力を借りることを考えるのも大事!という話でした。
4.最小構成単位でテストする
企画をある程度の形にしたら、その企画を最小構成単位に落とし込んでテストをします。「最小構成単位でテストをする=これだけ成り立てばOKという基準値を超えられるか確認する」ということです。
例えば「YouTubeチャンネルの運営」を企画として実行する場合。「YouTubeチャンネルの運営ができるか?」を確認するために「動画を作る→投稿する」を実際にやってみるイメージですね。
このとき、大事なことは「挑戦のハードルはとことんまで下げること=企画を最小構成単位にすること」です。
このとき「どこまで企画を小さくするか?」は「本人の力量」と「自分が求める企画のレベル」により変わってきます。(テストの意味合いが変わってくるということです
例えば、今まで全くYouTubeへ動画をアップしたことがない人であれば「制作する動画の長さは15秒くらい」「制作するサムネイルは簡易的なもの」で良いかも知れません。このときのテストの意味合いは「自分はYouTubeに動画をアップできるのか?」です。(あくまで自分のスキルチェックが目的なので規模も求められるスキルも小さい
これが今までYouTubeチャンネルを運営したことがある人だったら「制作する動画の長さは10分程度で、本数は20本」「サムネはデザイナーに外注」のようなテストになるかもしれません。このときのテストの意味合いは「このテーマ、この方向性で動画を制作して、ちゃんと視聴者はつくのか?」です。(市場調査や事業の方向性確認も含めてるので、テストの規模も大きい
ようするに「テストのレベル」は「本人の力量」と「自分が求める企画のレベル」によって変わるということです。そこに正解はありません。
私が企業の動画制作をするときにやった、最小構成単位のテストは「実際に企業案件を獲得して、報酬をいただき、動画を作ってみること」でした。そこさえクリアできれば、事業は成り立ちますが、逆にそこがクリアできなければ、事業は成り立ちませんからね。
このようにテストまで実行して初めて、企画が結果につながります。逆にテストまでやらない企画は「ただ考えて終わっているだけ」であり、何も現実は変わらないので、必ず行動までセットでやるようにしましょう。
アイデアを企画に落とし込み、テストまで実行すると、自分だけの経験が溜まっていきますよ。
5.改善し、事業化する
テストを終えたら、そのテスト結果をもとに検証→改善します。例えば、私の企業動画制作だったら、料金プランを変更してみたり、動画制作フローを短くしたり、という感じですね。この改善を積み重ねていくことで、企画が1つの事業として機能し始めます。
大切なことは「初めから完璧に整える」のではなく「テスト→改善」を繰り返して、磨き上げていくことです。どんなに想定したとしても、実体験=テストから得られるデータの方が多くの学びを得られますからね。
改善をするときは「どうすればもっと時間を短縮できるか?」「どうすればもっと利益を上げられるか?」などの視点から考えると、事業の完成度が上がっていきます。
6.派生事業を生む
1つの事業が走り出したら、そこから派生事業を生むと「全体の収益性」が上がります。例えば、私の例で言うと、企業向け動画制作の事業を作った後に、企業向け動画制作の方法を教える教育事業を始める、といった流れですね。
派生事業を生むためにも、日々アンテナを張りつつ、知識に投資しまくるのがオススメです。
企画がうまくいかない人の共通点
続いて、企画がうまくいかない人の共通点について。
稼げるスキルを持っていない
企画がうまくいかない人は、稼げるスキルを持っていない場合が多いです。自分で稼げるスキルを持っていないと「自分で巻き取れる仕事が少ない」ので、せっかく企画を作っても「挑戦するリスク」と「挑戦するコスト」が上がってしまいます。(結果としてアイデア止まりになるということです
自分の力でタダでLPを作れる人と、最初から15〜30万の費用を支払って人の力を借りる人では、金銭的なコストが違いますね。
例えば、私がやっているアニメーション動画制作事業も、台本制作やLP制作、ブログ運営などを全てを外注化していたら、初期費用からかなりコストがかかってしまうので、精神的にかなりキツかったと思います。
逆に言えば、それらを自分でできるからこそ、短期間でテスト→改善し、事業を作ることができます。
「スキルを習得する=自分で巻き取れる仕事の量や範囲が増える」と、初期にかかる金銭的なコストや時間的コストを削減できます。
最初は自己投資でスキルを身につけるべき理由は、こういったテストをサクッと試せるようになるからなんですね。
失敗する企画の共通点
また、企画がうまくいかない人は、以下のような特徴を持っています。
企画がうまくいかない人は「企画ができていない状態」で、安易に人を巻き込もうとします。なぜその仕事が必要なのか?仕事の範囲はどれくらいか?その報酬はいくらか?いつまでに何をすべきなのか?を決めずに「一緒にやらない?」と声をかけるイメージです。
この状態の人は「そもそも自分が企画をできていない」ことをわかっていないので、うまくいきません。
この状態で仮に人を巻き込めたとしても、指揮系統が不明なので自然消滅するのがよくあるパターンですね。
企画をうまく成功させるには、以下のように動く必要があります。
端的に言えば自分が一番リスクを取って、一番面倒なことをやって、一番動いて、その熱意があるから人はついてくるわけです。95%の面倒なことは全部やって、どうしてもできない残りの5%をお金を払って頼むイメージですね。
これから企画を作ろうと考えてる人は、上記を意識してみてください。
企画力がない人はどうする?
最後に、企画ができない人ができるようになるためにやるべきことを紹介します。
企画を作る
基本中の基本ですが、まずは試しに作ってみましょう。初めから企画を上手に作れる人はいませんが、企画を作り続けて、改善を続ければ、抑えるべきポイントが見えてきます。修正すること前提でどんどん企画を作っていきましょう。
何事も初めは量が肝心です。
スキルを身につける
文中でも触れましたが「稼げるスキル」を身につけると、企画をテストするリスク、コストが下がるのでオススメです。企業案件動画レベルのアニメーション動画制作とシナリオライティングについては、私の教材があるので興味がある人はご検討ください(宣伝です
それぞれ7万文字程度で細かく解説しているため、これを何度も読んで落とし込めば困ることはありません。
企画に乗る
企画を自分で作れない人は、企画に乗るのもありです。私と一緒に仕事をしているはらみ氏は、私の企画に乗ったようなものですが、考えるのが苦手な人は、企画できる人の企画に乗って、内側から勉強した方が良いでしょう。
はらみ氏視点での「チームで働く=企画に乗る」については、こちらの記事にまとまっていますので、読んでみてください。
コンサルを受ける
「企画を考える部分を外注化するイメージ」ですね。お金を使えるなら、これが手っ取り早いです。考えるのが苦手な人は、考えるのが得意な人に企画は任せて、自分は実行部隊に徹すればOKです。
コンサルは受け身で受けても意味ないですからね。コンサル受けるなら使い倒しましょう。
さいごに
ということで今回は「企画力は大事」って話をサクッと紹介(8,000字超)しました。
仕事の関係の話は基本ウェルカムなので、TwitterのDMからお気軽にお問い合わせどうぞ!
ちなみに私のTwitterはこちら。
以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければほかの記事もご覧ください。