クレメアです。
この記事では「営業メールの書き方」をまとめています。
もともと「営業文の書き方」の教材として書き始めたモノなので、長々と教材チックにまとめてることをあらかじめご了承ください。
<この記事はこんな人にオススメ>
- 営業メールの書き方で悩んでいる人
- 営業文を書いて新規営業をしたい人
- はじめに
- 大前提
- 事前準備(リサーチ編)
- 事前準備(モノ・コト編)
- 事前準備(要件定義編):超重要!!!!
- 実践編:営業文の書き方
- 実践編:プランチェック
- 実践編:アクションチェック
- 実践編:最終チェック
- 実践編:送信後のアクション
- 番外編:戦う場所をズラす
- おわりに
はじめに
ここから先、ですます口調だと認知コストが無駄に増えるので、できるだけ短文で書きます。
事例:副業でアニメ動画制作をする会社員
本教材では
営業文の内容をイメージしやすいように
以下の具体例を想定。
<基本情報>
- 名前:田中実
- 年齢:31歳
- 職業:会社員
- 家族:3人家族(妻1人、子1人)
- 居住地:東京都練馬区
- 出身地:福岡県福岡市
<営業文に関連する情報>
- 副業:Vyondでアニメーション動画制作
- Vyond歴:3ヶ月
- 教材:AnimationHacksを受講済み
- 案件実績:クラウドソーシングで10件以上
- 案件単価:1本1万円前後
- 企業案件:獲得歴はなし
<悩み>
副業でVyondアニメの制作を始めた。クラウドソーシングサイトで案件を獲得し、YouTube系の案件をこなしている。そろそろ単価の高い企業案件をやりたいが、知識や経験がなく、迷惑をかけそうで自信がない。とりあえず「営業文の書き方」を覚え、自分で営業をし、1本5万円くらいの案件をやってみたい。「どのような営業文を書けばいいか?」を知りたい。
私も営業文を書くときはこの記事で書かれてる内容を実践しています。ご自身で営業文を書く際も、ぜひ参考にしてください。
※Vyondアニメ動画を題材にしていますが、他のサービスにおいても営業文を書く際の流れは基本的に変わりません。
営業は確率論
営業文の書き方に
魔法のようなテクニックはない。
大事なことは
- 自分の都合ではなく、相手の都合を優先すること。
- 当たり前のことをコツコツやること。
- 適当に終わらせず、丁寧に積み上げていくこと。
そして、それらを続けること。
私も営業文を書くときはこの記事で書かれてる内容を実践しています。ご自身で営業文を書く際も、ぜひ参考にしてください。
100回送って、100回断られて、100回改善してからが本番くらいの気持ちでいるべし。
その地道な積み重ねにより
自分の目的に合う営業文が出来上がっていく。
「運良く、一瞬だけ結果を出す」だけなら継続は不要。もし「長期的に結果を出し続けたい」なら継続は必要不可欠。
営業文を送る際に
このような文章をコピペして送ってる人はいるだろうか?
<件名>
○○会社様の事業内容を説明する動画について
<本文>
はじめまして。突然のご連絡失礼いたします。
私は東京都練馬区在住の会社員で、アニメーション動画制作の副業をしている田中と申します。
貴社のホームページに
下記のようなアニメ動画を掲載するのはいかがでしょうか?
・ポートフォリオ
https://www.youtube.com/?feature=youtu.be
上記のような動画を1本5万円で制作しています。
もし宜しければ、一度オンラインでお話しできますと幸いです。
ご検討の程よろしくお願いいたします。
このような営業文でも
100件、1000件と送信すれば、いずれ案件獲得はできる。
それはなぜか?というと「タイミング」と「条件」があえば案件獲得できる確率はゼロではないから。
ただ
- 案件獲得の確率を上げたい
- 効率良く案件獲得したい
- もっと高単価の案件が欲しい
のであれば
もっと営業文を磨く必要がある。
そのためのヒントをこの教材で書いているので、ぜひ参考にして欲しい。
大前提
今回、営業文を書く上で
以下の事項はすでに設定済みとする。
- ターゲット選定
- 商品・サービス設計
- 受注から納品までの全体フロー
他にも省いてるところがあるかもですが
あらかじめご了承ください。
営業文の書き方がメインテーマなので、適度に省いてます。
事前準備(リサーチ編)
営業文を送る上で大事なことは
営業先について知ること。
特に
- 営業先が何に悩んでいるか?
- 何に困っているか?
を知ることが大切。
それはなぜか?というと
悩みや困りごとがある=ビジネスチャンスだから。
事業主の悩みや困りごと起点でない提案は、独りよがりの提案になっている可能性あり。そのような営業メールはヒットしない
ということで
それら悩みや困りごとを推測するために
リサーチをしよう。
営業文の起点は相手。相手が主役の文章を考えるべし。
ターゲットリサーチ
営業先の情報を知るためにも
まずはターゲットリサーチをする。
具体的には
- 実店舗・事務所に行く
- サイトを読み込む
- SNSの情報発信を見る
- ビジネスモデルをリサーチする
- 決算書を読む
などのリサーチをしよう。
順番に解説する。
実店舗・事務所に行く:基本
もし可能であれば
実際に店舗や事務所に行けると良い。
その場合は
店内の様子や顧客との接点などを観察し、メモをする。
現場視察に勝るリサーチはない。
関係性が深い場合は
事前にヒアリングなどをした上で
提案文を作成した方が良い場合もある。
ビジネスをするのであれば
身近な人との関係性を良好に保っておくことが大切。
「与えよ。さらば与えられん」の精神。
サイトを読み込む:基本
営業文を書く際は
営業先のサイトを徹底的に読み込むこと。
これは基本。
「徹底的に読み込む」とは
ブログの過去記事などトレンド性の強い情報を除き、全ページを読み込むこと。
なぜ全ページを読み込むべきか?というと
相手に誠実な関心を寄せることが大切だから。
サイトに掲載されている情報すら知らない人は、相手からするとただ仕事が欲しいだけの失礼な人にしかならない。
事前のリサーチを怠る姿勢は
仕事が進むにつれてボロが出るので
最初のリサーチは徹底すべし。
具体的にどういった点を見るのか?
以下の通り。
Q.問い合わせは可能か?
A.可能 or 不可能
>可能な場合
→お問い合わせフォームか?
電話か?メールアドレスか?
Facebookメッセンジャーか?
インスタのDMか?
TwitterのDMか?
複数ある場合は
どの問い合わせ手段を確認していそうか?
業種・業態から考え、1つに絞り、そこから送る。
>不可能な場合
→ターゲットの選定ミス。
他のターゲットに切り替え。
そもそもの目的が「営業文を送ること」なので
「営業文を送るための接点があるか?」を調べる。
ターゲット選定時に「会社名」「所在地」「メールアドレス」「ホームページURL」「問い合わせの有無」「備考」などはリストにまとめておくと良い。
Q.営業日はいつか?
営業時間は何時から何時までか?
A.営業時間から営業文を読む時間を推定。
>朝9時から営業開始であれば
朝8時30分に営業メールを送るなど。
相手の立場に立って
仮説を立てて送るのが大事。
いつ送るか?を考えずに
書いたそばから営業メールを送るのは
相手のことを考えていない証拠。
できることは全部やる。
営業時間は
営業文を送る際の参考になる。
相手の仕事の迷惑にならないタイミングで送れるとベスト。
Q.サイトはいつ制作されたか?
※お知らせやブログの最古の記事に記載ある場合が多い
A.具体的な日時を調べる。(事実の確認
複数の同業他社サイトを見比べてみる。(比較検討
>比較的新しい場合
→WEB活用の必要性を理解してる可能性あり(仮説
新しい施策に関して意欲的な可能性あり(仮説
>比較的古い場合
→WEB活用の必要性を理解してない可能性あり(仮説
アニメ動画の活用に消極的な可能性あり(仮説
事実をもとに仮説を自分で考えて、行動に繋げていく。
※サイトが古い(事実)からといって、アニメ動画に興味ない(仮説)とは限らない。
サイトをリサーチしながら
自分なりの仮説を考える。
仮説を元に行動をすることで、精度が上がる。
Q.動画は活用しているか?
A.活用してる or 活用していない
>活用してる場合
→動画の必要性を理解している可能性あり
過去の動画制作費が高い、安いを判断する基準になる可能性あり
アニメ制作に活用できる素材がある可能性あり
>活用してない場合
→動画の必要性を理解していない可能性あり
アニメ制作に必要な素材がない可能性あり
すでに動画がある場合は
提案内容を検討する。
コピペのような提案ではなく、それぞれの営業先に合わせた提案ができると良い。
Q.他のSNSは活用してるか?
A.活用している or 活用していない
>活用してる場合
どのSNSを活用している?
更新頻度は?
発信内容は?
>活用していない場合
WEBの必要性を感じていない?(仮説
他の集客手段で事足りている?(仮説
WEBの活用の仕方がわからない?(仮説
他のSNSを活用している場合は
その内容にも目を通しておく。
「事実」「解釈」「仮定」はしっかり分けて考える。
SNSの情報発信を見る:基本
最近の企業はどこもSNSアカウントがある可能性が高い。
そのアカウントの投稿頻度や投稿内容を見ると
どれくらいSNSに力を入れているかを推測できる。
アカウントを開設したけど運用していない企業もたくさんある。
最近、そういった企業に対して
SNS運用を勧めようとする人がたくさんいるが
それは施策起点の発想でありオススメしない。
施策提案をする際は、事業主視点で相手のリソースなどを考えた上で、実運用できるかどうかを考えるべし。
ビジネスモデルをリサーチ:応用
営業先の業種・業態について
ビジネスモデルを事前に理解していると
的を射た提案ができる可能性が高い。
逆に、ビジネスモデルを理解していないと
あまりピンと来ない提案をしてしまう可能性あり。
わからなければ調べる、人に聞く、本を読むなどし、リサーチをする。
決算書を読む:応用
決算書を読んだ上で施策提案ができると
決裁権を持つ人の反応が良い可能性が高い。
決算書の読み方を学びたい場合は
大手町のランダムウォーカーさんがオススメ。
というか、この本は全員買うべし。
トレンドリサーチ
トレンドリサーチでは
自分のサービスに関連する最新ニュースなどを検索して
市場の動向を調べる。
アニメ動画の場合は、以下の見出しだけで
営業、採用、研修などに使われてることがわかる。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61274750Y0A700C2TJ1000/
市場の動向を踏まえた上で
自社サービスの競合や最新テクノロジーを知り
場合によっては営業文に取り入れることも検討する。
リサーチは普段から呼吸のように積み重ねるべし。
競合リサーチ
競合はライバルであり
それ以上に、学ぶ相手として最高の存在。
自分のサービスの強みや売り出し方がわからない場合は、競合を調べまくるべし。
競合他社リサーチ
自社サービスの理解を深めるためにも
競合他社のリサーチをする。
今回はVyondアニメ動画制作が具体例なので
このようなサイトを活用。
\ Vyondでサービス提供する会社を見にいく! /
もしくはツイッターなどで
「Vyond」で検索し、同業他社の動線を確認する。
全てをゼロから考えるのではなく、すでにあるものを調べて、そこから改善した方が早い。
競合サービスリサーチ
ここでいう「競合サービス」は
「顧客から見た」競合サービスのリサーチ。
今回のアニメーション制作でいうと
「実写系の動画制作サービス」などが該当。
顧客から見たら、アニメも実写動画も「同じ動画」にしか見えない。
それらのサービスの相場やサービス内容
強みや弱みを理解しておくと
営業するときはもちろん、ヒアリング時にも役立つ。
顧客の抱える悩みや困りごとの内容によっては、競合のサービスを紹介することも大事。そのような選択肢を持つ人だからこそ、信頼される。
事前準備(モノ・コト編)
営業メールを書く際は
事前に必要なモノ・コトを準備しておく。
相手に説明できるだけの商品・サービス設計や、自己紹介用のWEBページ作成などは事前に済ませておくべし。
商品・サービス設計
今回はアニメ動画制作を具体例に解説。
価格は?
値決めは経営である by稲盛和夫
という言葉がある通り価格設定は非常に大事。
安すぎると自分が消耗し
高すぎると相手が納得しない。
価格を決めるためには、自分が提供できる価値をしっかりと把握し、熟考を重ねていく。
アニメ動画の場合は価格単位も
「50,000円/本」とするか「50,000円/60秒」とするかなど
様々な単位が考えられる。
価格決定の方法は無限に存在するので
相場や提供価値から逆算して決める。
価格体系は様々なパターンがあるので、競合リサーチをするなど、普段から観察を積み重ねるべし
また、税抜きか?税込みか?
きちんと明示しておくと、後々トラブルにならない。
価値は?
自身が営業する商品・サービスは
どのような価値提供ができるのか?
それをしっかりと自覚し
相手が認識できるように言語化することが大事。
認識価値>価格にならなければ、提案は通らない。
アニメ動画制作で提供できる価値は
- 売上向上に直結する企画
- 適切なクオリティ
- 専門的な知識や経験
- 無制限の修正回数
- 納品の早さ
- etc
など、様々な提供価値がある。
仕事がなかなか来ない夜型のデザイナーは、夜間専門特急デザイナーになれば仕事が来るようなモノ。
自分の提供するサービスや商品は
どこが強みで、どんな実績があり、どんな価値提供ができるか?
これらを言語化してまとめておかないと
相手の認識価値は変わらず、ビジネスが成立しない。
自分のアタマで考えて決められない人は、この壁を越えられずに消えていく。
納期は?
納期の表現に関しては
以下のような表現方法がある。
- お問い合わせください。
- 2週間以内に納品します。
- 3〜4週間で納品可能です。
ただ、コミュニケーションコストが嵩むと、納期がずれ込む危険性があるので、あまり過度な約束をしすぎない方が良い。(個人的な見解
オススメは以下の書き方。
最短で○○日で納品可能。
最短で○週間以内に納品可能。
この表現だと納期目安も分かり、万が一納期がズレても、そこまで咎められないのでオススメ。
動画の長さは?
アニメ動画制作のサービスであれば
基準となる動画の長さを明記する必要がある。
ただ、営業文の時点で動画の長さを決めると
あとあと変更しづらい可能性があるので要注意。
サービス設計をどうするか?によって提案の仕方は変わる。
納品形態は?
納品形態は提示しておいた方が
あとあと問題にならずに済む。
台本制作は?
台本制作まで請け負うのか?
それとも台本は用意してもらうのか?
事前に提示すべし。
ナレーションは?
ナレーションは元々つけるのか?
それともオプションにするか?
あらかじめ商品・サービス設計すべし。
テロップは?
テロップはつけるか、つけないか?
オプションにするか?
決めておくべし。
商品・サービス設計は書くと長くなるので適度に省きました。
注意書き
自身のポートフォリオとして公開したい場合は
以下のように注意書きに記載しておくと良い。
※ご依頼いただいた制作物は、サンプルや制作事例としてポートフォリオやWEBサイトなどに掲載させていただく場合がございます。掲載NGの場合は予めご連絡をいただきますようお願いいたします。
サイト作成
サービス提供をするのであれば
専用のサイトを作った方が信用されやすい。
簡易的なサイトであれば
ペライチというサービスで制作可能。
私のサイトはワードプレスで作っています。
事前準備(要件定義編):超重要!!!!
営業文を書く前に絶対やるべきが
この要件定義。
これをやらずに営業文を書くと、テキトーな営業文が完成する。
なぜ営業メールを送るのか?(目的の確認
最重要な問い。
この問いに対する解答の深さによって、営業文の出来は変わってくる。
>解答例
営業先にアニメーション動画に興味を持ってもらい
仕事を発注していただくため。
上記の目的を達成するために
以下のように解像度の細かい目標設定もできる。
>解答例
営業先からメッセージの返信をいただき
企画ヒアリングができる状態にする。
どのような目的を考えるにせよ
しっかりと顧客動線を考えて営業文を書くことが大事。
顧客動線を明確にするためにも、全体のフローもあらかじめ決めておく。
営業文は「営業文単品で考える」のではなく
全体設計においてどのような役割を果たすべきか?
をあらかじめ検討しておく。
自分が狙いを定めない限り
狙い以上の結果が出ることはない。
いつ送るのか?(ベストな日時は?
営業文を送るべき日時に関しては
相手の営業時間などを参考にする。
どこから送るのか?(公式サイト?Facebook?
使う媒体によっては
営業文の長さを調整する。
だれが送るのか?(文章の主体の確認
営業先との関係性によっては
導入文の挨拶などを変更する。
出口は?
営業先は営業文を見た後に
何をするのか?
出口をしっかりと設計しておく。
出口設計が曖昧だと、相手に行動を促すことはできない。
前提条件は?
営業先との関係性により
どういった情報を盛り込むか?は変わる。
新規の営業
信頼度がゼロの状態。
その状態を乗り越えるだけの素材は用意する。
相手が自分を値踏みするためのコンテンツは、出し惜しみしない。(アニメ動画制作なら、提案内容とサンプル動画を徹底的に磨く。
知り合いへの営業
親しき仲にも礼儀あり。
相手の利益を考えた上で提案をしないと
「こいつめんどくさいやつだな」と一線を引かれる可能性あり。
知り合いだから甘えるのではなく、知り合いだからこそプロ意識を持って接するのが大事。
知り合いの場合は
悩みや困りごとを理解してる場合もあるので
そのときは提案文を添えると良い。
あくまで提案であり
「断ってくれてもOK」と明示しておくことで
後の関係性への配慮をしておく。
紹介者への営業
知り合いからの紹介の場合も
相手に失礼がないように営業する。
「案件が取れた!ラッキー!」のような姿勢でいると、それが相手に伝わるので要注意。
実践編:営業文の書き方
営業文を書く際は
それぞれのフォーマットに合わせつつ
内容を精査することが必要。
文章はできるだけ短く、わかりやすく、見せ方を工夫する。
件名の役割は?
営業メールを送る際は
件名を書くことになる。
件名を適当に書くと、開封すらされない可能性があるので、しっかり考える。
件名は
クリックしてもらうためにある。
- 初回の開封
- n回目の開封
それぞれで手間をとらせないよう
営業文の内容を端的に示すと良い。
冒頭の営業メールは
<件名>
○○会社様の事業内容を説明する動画について
と書いていたが、これは悪い例。
サービス内容がアニメ動画制作なのであれば「アニメ動画制作」という文字を入れておく。(再度内容を確認したいときに見つけやすいように
また、開封させるためには
相手が気になる件名を入れておくと良い。
ここら辺は自分のメールアドレスに届いている
メールのタイトルなどが参考になる。
<件名>
【特別なご提案】株式会社○○様専用のアニメ動画制作について
様々な件名を考えておき、実際にメールが読まれてるかを検証すると良い。
要件は?
相手が仕事を依頼するかどうか?
もしくはヒアリングをするかどうか?
それを判断するための判断材料は
きちんと営業文で明示しておく必要あり。
情報は過不足なく掲載するのが理想。
- 価格はいくら?税抜きか?税込みか?
- サービス内容は?
- 全体のフローは?
コミュニケーションコストを削減するためにも
事前に段取りは整えておく。
コミュニケーションコストの削減は、効率化や価値提供の面を考えてもかなり重要。
サンプル動画は?
アニメ動画制作の場合
サンプル動画は超重要。
営業先はサンプル動画の完成度を見て
アニメ制作を依頼したいかどうか判断する。
だからこそ、反応率が悪い場合は、サンプル動画を磨く必要あり。
「自分が修正するのが面倒だからやらない」という人は
顧客より自分を優先してる時点で結果が出ないのは当たり前。
顧客は自分のことを第一に考えてくれる相手に魅力を感じる。
イメージしてもらう
サンプル動画の役割は
どんな動画を作れるか?をイメージしてもらうこと。
ただ、サンプルを作るのではなく
何ができるのか?どういった表現が可能なのか?
解説も合わせて、サンプル動画を提示する。
こんな感じの動画が作れるんですよ。
どう活用するかはあなたが考えてくださいね。
のような提案をしても
相手から仕事を依頼される可能性は少ない。
相手の立場に立って、徹底的に提案内容を磨いていこう。
SAMPLEの表記を入れる
サンプル動画にはきちんと
「SAMPLE」の文字を透過表記しておこう。
動画のリンクを説明する
YouTubeのリンクで動画を共有する場合は
※こちらはYouTubeのリンクですので、ご安心ください。
といった断り書きの配慮を忘れないように。
得体の知れないURLをクリックする人は少ない。
営業先の要素を入れよう
サンプル動画を作る際は
その中に営業先のロゴや画像などを入れると効果的。
営業先の要素を入れた方が、アニメ動画の活用を相手がより具体的にイメージできる。
ポートフォリオは?
過去の作品を共有する場合は
営業先と相性の良い作品を厳選して共有する。
自己紹介は?
基本的に相手はあなたに興味がないので
最低限の信頼度は確保できる程度の内容に留める。
詳しい自己紹介は、自分のサイトの方ですればOK。
次の行動は?どのような返信を期待する?
営業文を書く際は
営業先の次の行動を具体的に提示する。
テンプレを用意
メールへの返信を期待する場合は
テンプレなどを用意し
返信の手間を省くようにする。
例えば、ヒアリングの日時を決めたい場合は
- ○月×日 8:00〜9:00
- ○月×日 10:00〜11:00
- ○月×日 14:00〜15:00
のように複数の日程を提示することで
相手が考える手間を省くこともできる。
Googleフォームの活用
相手の返信の手間を省くためには
Googleフォームを活用するのもオススメ。
Googleフォームの項目は
過不足なく情報収集できるように
後のフローを踏まえた上で選定する。
実践編:プランチェック
営業文を書いた後は
自分のサービスの有無に関して
相手が判断するための情報に抜け漏れがないかチェックする。
- 価格は?
- 納期は?
- 動画の長さは?
- ナレーションは?
- その他のオプションは?
情報の不足があった際は
相手がわざわざ質問してくることはないので
しっかりチェックする。
実践編:アクションチェック
営業文を書いた後にやるべきは
営業先の視点でのアクションチェック。
このメールを送られた相手が
どんな行動をとるか?を考える。
その行動を1つ1つ考えると
足りない点や、無駄なところが見えてくる。
読まれる?
そもそもメッセージを送った時に
読まれない可能性がある。
その可能性を排除するためにも
件名をきちんと練り込む。
場合によっては電話をするなどの選択肢も考える。
何事も相手の立場になって考えるべし。
だれが読む?
営業文を送った際に
だれが読むと考えられるか?
可能性をチェックする。
担当者が読む
ただの営業文だと認識されると
「営業メールが来てましたよ!」程度の共有となる可能性
もしくは共有されない可能性あり。
それらの壁を乗り越えるために
担当者を仲間に引き込める程度の仕掛けは必要。
アニメ動画の場合は、担当者が思わず皆に話したくなるようなクオリティのサンプル動画を作るのがベスト。
アニメ動画に出てくるキャラを
社員やスタッフに似せまくるなどをすると良い。
決裁権を持つ人が読む
理想は決裁権を持つ人が読むこと。
決裁権が持つ人がしっかり読むように
営業文内で名前を書いておく。
変化球で狙うのであれば、手紙で営業する手段もあり。
どこまで読む?
営業文を送った際に
相手が最後まで文章を読むとは限らない。
最初だけ読む
最初の部分だけ読むことを考慮して
営業文の先頭にサンプル動画のリンクを載せるのはあり。
私はこの手をよく使います。
最後まで読む?
そういう甘い考えをしない方がいい。
営業メールを読んだ後、相手は何をする?(具体的な行動は?
相手の行動を推測してみる。
検討する
検討をしたまま忘れる可能性があるので
何かしらの期限を設定するのがオススメ。
期間限定のキャンペーンなどを設定し、返信期限を作る。
無視する
その場合、返事が来ないので
いつまでも待つことになる可能性がある。
それを避けるためにも
期限設定するのがオススメ。
>懸念事項は?(読まれない、返事がない、返事が遅い、など
どのような懸念事項があるのか?
あらかじめ考えておき
それを避けるための工夫をしておく。
チェックは翌日の目覚めた直後などのアタマがスッキリしてる時間帯にやる。
実践編:最終チェック
声に出して読む
文章をチェックする際は
脳内で音読するのがオススメ。
実践編:送信後のアクション
返事が来る
おめでとう→次のアクションに進む。
断りの返事が来た場合は
しっかりとお礼の返信をする。
礼儀は大事に。
返事が来ない
返事が来ない場合は
何が原因だったのか?仮説検証をする。
そもそもメールが読まれていたのか?
電話で確認するのもあり。
読まれていなかった場合は
件名、もしくは手段に問題あり。
読まれていた場合は
提案内容に問題あり。
いずれにせよ、PDCAを回すことは必須。
最終的には
タイミングと条件の問題になるので
ある程度の数を送ることは必要。
地道な継続、改善は続けよう。
番外編:戦う場所をズラす
ここまでで
営業文の書き方について話してきたが
最終的には
営業文が不要になるよう
ビジネスモデルを設計することが大切。
紹介で回る、リピートで回るようなサービス設計にする。
また、そもそも
戦う場所ズラすのも効果的。
知り合いに経営者がいるのであれば
その人に紹介してもらう。
オンラインサロンに参加して
アニメ動画でサロンコンテンツを勝手にまとめ認知を得る。
経営者の集まりに行って
名刺を配る。
ちょっとアタマをひねれば
営業手法、営業タイミングはいくらでも存在する。
やれることは全部やろう。
おわりに
「営業文の書き方」についてまとめてみました。
適当なタイミングで加筆修正します。